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変形性足関節症
疾患の定義と原因
変形性足関節症は、加齢やケガ、炎症など、さまざまな原因により足関節(足首)の軟骨が摩耗(すり減った)病態です。最終的には軟骨が消失し骨と骨が直接こすれあうようになり、痛みや機能障害が増大していきます。レントゲンとMRIによって、軟骨のすり減りの程度を診断することが重要です。
主な症状
- 運動時歩行時の痛みが主体です。
- 足関節の動きが制限され正座ができなくなります。
放置していたらどうなるの?
通常加齢とともに、軟骨の摩耗が進行し、変形が進行し、痛みと関節の動きも悪化します。
治療
保存療法
通常、程度が軽度であれば筋トレなどの理学療法や足底挿板、消炎鎮痛剤、関節内注射などの保存治療が著効します。
関節固定術
しかし、変形の強い末期の変形性足関節症では、長期にわたり、痛みを確実に取り除くために、しばしば関節固定術が必要になります。
手術療法
進行期であれば足関節機能を温存した『骨切り術』が非常に有効です。
当院では、足関節機能を温存する骨切り術を積極的におこなっています。
末期の関節症に対しては、関節鏡による『足関節固定術』を積極的におこなうことで、
患者さんへの侵襲を小さくするよう努力しております。
手術等にかかる費用は、年齢・収入により異なります。
手術後について
約2〜3週間の入院と、その後の通院でのリハビリで対応しています。
手術後、多くの方は約2週間で比較的安定した歩行がえられます。
リハビリについて
高齢の方が多数手術を受けられていますのでわかり易い、あらかじめ準備されたプロトコールに従って、リハビリは進められますので心配はいりません。
経験豊富な理学療法士が親切に対応しています。