医療法人 西さっぽろ病院

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寛骨臼形成不全

寛骨臼形成不全に対する治療

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寛骨臼形成不全の罹患頻度が高いことが本邦の特徴です。この病態を放置することは、将来的に人工関節置換術を要する末期股関節症につながりますので、早期の治療が必要です。このような患者様に対しては、骨盤の骨切り術を行ない股関節の被覆を大きくする寛骨臼回転骨切り術(RAO)を行なってきました。現在では、股関節鏡を用いて損傷した股関節唇の縫合を行なったのち、小切開を加えて、骨盤より採取した小骨片を移植する臼蓋形成術(棚形成術)を開始しました。この術式は骨盤の骨切りを行ないませんので、手術侵襲は格段に小さく、入院期間も3〜4週と早期の社会復帰が可能です。これにより、就学中の方、仕事があって長期の休暇がとれない方、子育て中の方にも治療の機会が広がると考えております。最近では、棚形成まで鏡視下に行なう鏡視下棚形成術への取り組みを開始しました。さらなる手術の低侵襲化につながると考えています。

当院の寛骨臼形成不全に対する治療

  • 変形性股関節症の発生を阻止することが治療の目的です。
  • 股関節鏡手術を駆使した、手術の低侵襲化を目指しています。