医療法人 西さっぽろ病院

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診療科のご案内

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先天性内反足

疾患の定義と原因

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先天性内反足は、生まれつき足が内側に曲がっている病気です。
原因は、いまだ不明です。
頻度は出生500人から1000人に1人くらいとされています。 変形は、『尖足』『内反』『内転』『凹足』と4つ変形が複雑にからみあっています。 出生時に産科で指摘されることがほとんどです。 早期からの治療が予後に大きく関与するため、可及的早期からの専門的治療が必要になります。 早期からの治療の介入により、良好な成績が期待できるようになりました。

放置していたらどうなるの?

変形は進行し、歩容は悪化していきます。
進行すると足背(足の甲)で接地するようになり、走行、歩行が困難となってきます。

治療

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レントゲンとMRIで変形の程度を診断することが必要です。
通常産科からの紹介で受診されます。
産科退院後より矯正ギプスによる暫時矯正を開始します。
最近ではPonseti法により手術にいたることは少なくなりました。
しかし、難治例や再発例は少なからず存在し、手術による治療が必要になることもあります。
矯正ギプスによる暫時矯正と手術治療は別なものではなく、一連の流れの中でそれぞれの治療の限界を補いながら計画的に行うものです。

手術療法

当院では、初期治療から、専門の医師が担当し、一連の流れの中で治療が進められます。 手術が必要な場合は、約1週間の入院で対応しています。
年長児の遺残変形に対しては創外固定器を使用しての変形の矯正を積極的におこなっています。
延長期間中は入院していただき、その後は松葉つえを使用して歩いて退院します。
手術等にかかる費用は、年齢・収入により異なります。

手術後について

リハビリについて

小児の方が多数手術を受けられていますので、あらかじめ準備されたわかり易いプロトコールに従って、リハビリは進められますので心配はいりません。
経験豊富な理学療法士が親切に対応しています。